選書家という仕事

ちょくちょく図書館に通っているけれど、ついつい同じ作家・ジャンルの本ばかり選びがち。
知らない作家・ジャンルにも挑戦したいけど、どうやって選べばいいのか今ひとつわからない。
なので最近は分類別のコーナーには行かず、
「話題の本」と「いま返ってきた本」のコーナーから選んでます。
「いま返ってきた本」コーナー面白いよ。自分で探してまでは読まない本がたくさんある。
という毎日な今日、幅充孝さんという人をhaco.で知った。
テーマに沿って本を選び、本棚を作るのが仕事。本棚編集者。
そんな仕事があるのか!と驚いて、それってめっちゃ素敵やん!と思った。
テーマに沿った並べ方だと、いろいろ新しい本との出会いがありそう。
幅さんの特集を組んだ情熱大陸のサイトによると、
幅さんセレクトの本棚にはカール・マルクスの「資本論」と
安野モヨコの「働きマン」が隣同士に並んでいたりするんですと。
なにそのわくわくするような本棚。
その並び方ならうっかり資本論も読めそうな気がする。
本を並べることは自己表現ではなく、あくまでも媒介者という立場。
面白い本、素敵な本があるからを読んでみてよ!と紹介するというスタンス。
本を並べること・作った本棚を作品と捉えないところもかっこいい。
いや世の中どこに需要があってなにが仕事になるかわかりませんね。